がんは本当に“悪”なのか？：千島学説と江戸時代の知恵から学ぶ、命と向き合うということ
ひろ社長
現代において、「がん」は私たちにとって最も身近で、最も恐れられている病のひとつです。日本では、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなるとされています。
しかし、本当に「がん」は敵なのでしょうか？ 本当に「がんさえなければ健康」なのでしょうか？
本記事では、現代医学とは異なる視点──千島学説や江戸時代の生活様式をヒントに、がんの本質を見つめ直します。
■ がんは“体の異常”ではなく、“体の知恵”である？
千島喜久男博士は、日本の医学界では異端とされながらも、独自の理論で身体の本質を追究した人物です。 彼の「千島学説」によれば、がん細胞は本来、外敵ではなく
“汚れた血液を浄化するために現れる、体の自己防衛反応”
であるとされています。
つまり、がんは「倒すべき敵」ではなく、「身体が発しているサイン」であり、「助けを求めている信号」なのです。
これは、西洋医学の「がんを切除・破壊する」というアプローチとは根本的に異なる視点です。
たとえば、体内にゴミがたまりすぎたとき、私たちの身体は発熱や嘔吐、下痢などを通じて“出そう”とします。それと同じように、がん細胞は血液中の不要物や毒素をまとめて“処理する”ための装置なのかもしれません。
■ 江戸時代には、がんはほとんど存在しなかった？
江戸時代の日本における、がんの発生率は推定で「8000人に1人程度」と言われています。
実際、杉田玄白や前野良沢といった解剖を通じて人体を研究していた医師たちの記録にも、がんの記述はほとんど見られません。
その背景には、次のような生活様式があります。
- 添加物や農薬のない自然な食事
- 発酵食品と旬の野菜が中心の「和食」
- 肉体労働と歩く生活（運動が日常）
- 1日2食や、自然に近い断食習慣
- 心と体のリズムに寄り添う生き方
これらの生活スタイルは、現代のような「血液を汚す環境」からはほど遠く、がん細胞が生まれる下地そのものがほとんど存在しなかったのです。
■ がんが“あるから死ぬ”のではない。“がんをどう捉えるか”が、命の分かれ道になる
現代の医療は、がんを見つけたら「すぐに手術」「抗がん剤で叩く」「放射線で焼く」という三大療法を選択します。
しかし、こうしたアプローチは
がんという“結果”にしかアプローチしておらず、原因を整えないまま再発や転移を繰り返すケースが多い
のも事実です。
逆に、身体ががん細胞を作った背景（食生活・ストレス・感情・環境）に目を向け、 根本から整えていった人たちが、自然治癒に近い形で回復した事例も数多く報告されています。
■ 倉敷元気酵素風呂──ステージ4のがん患者も回復したという現場
岡山県・倉敷にある「元気酵素風呂」では、 ステージ4のがん患者や、難病を抱えた人々が通い、実際に症状が改善されたという声が寄せられています。
この施設では、温熱効果によって体温を上げ、免疫力を高め、自己治癒力を引き出すというアプローチが取られています。
私たちの免疫力は36.5℃を超えるあたりで最も活発に働きます。現代人の多くは35℃台と低体温化しており、それ自体が「慢性病体質」の要因とも言われます。
「医学的根拠がない」「エビデンスが弱い」 そうした批判はたしかにありますが、
“実際に元気になっている人がいる”という事実は、何よりも雄弁です。
■ 無知は、罪である──その言葉の意味
現代では、がんと診断されると、多くの人は医師の説明を一方的に聞くだけで、 自分で調べること、自分の身体の声に耳を傾けることを忘れてしまいがちです。
しかし、がんに対して「どう向き合うか」は、最終的には自分で決めるものです。
西洋医学を選ぶことが間違いだというわけではありません。 ただ、それしか知らない状態で「選ばされている」のであれば、 それは**“選択肢を持っていない”のと同じ**なのです。
無知は罪である。
これは他人を責める言葉ではありません。 自分の命を、誰か任せにしないという覚悟の言葉なのです。
■ がんがなければ、すぐ死ぬ？──体の中の「最終防衛ライン」
驚かれるかもしれませんが、がん細胞が存在することで、身体は一時的に“均衡”を保っています。
もし、がん細胞による隔離や処理が行われなければ、 血液中に漂う毒素や異常細胞が全身に広がり、 あっという間に命に関わる重大な事態を招くことになります。
がんがあるから助かっている。がんがあるから時間を稼げている。
そう考えると、「がんの存在」はまさに“最後の砦”なのかもしれません。
■ まとめ──がんは「敵」ではなく、「メッセージ」
千島学説、江戸時代の暮らし、酵素風呂、そして体験者の声。
それらに共通しているのは、
**「がんを敵とするのではなく、“気づきのきっかけ”として向き合う」**という姿勢です。
がんがあるから終わりなのではありません。 がんが教えてくれることに耳を傾けたとき、 本当の「生き方の再設計」が始まるのかもしれません。
あなたの身体は、あなたの味方です。 がんですら、あなたの味方かもしれない。
千島喜久男博士（1899-1978）
