【生き方の極意】ONE PIECEが教えてくれる、人生の舵の取り方

【どんなときもおかげさま】
自分を成長させるために、一番おすすめの本は何か? そう聞かれたら、私は迷わずこう答えます。
──**ONE PIECE(ワンピース)**です。
「え?マンガ?」と思われるかもしれませんが、 この物語には、人生における本質的な学びが、 ギュッと詰まっています。
たとえば、こんな名言があります:
災難ってモンはたたみかけるのが世の常だ。 言い訳したらどなたか助けてくれんのか? 死んだらおれはただそこまでの男……!!!
これは、世界一の剣豪を目指すロロノア・ゾロの言葉。 何度も苦境に立たされ、それでも前を向き、言い訳せずに進む彼の姿勢には、 強い心と“責任を引き受ける覚悟”が込められています。
■ 「どん底」に出逢ったとき、どう在るか?
人生には、思わぬ形で試練が重なってやってくることがあります。
「これ以上は無理…」と思ったら、 まだ底ではなかった。
そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
でも、そんなときにこそ試されるのが、 “自分のあり方”です。
■ すべての出来事に「自分の責任」という覚悟
私たちが人生で出会う出来事。 それがどんなものであれ、 「すべて自分に責任がある」と捉えることで、 はじめて人生は自分の手に戻ってきます。
そしてこの言葉が、深く刺さります:
成功者に法則はなく、失敗者のみに法則がある
これは、『華僑大資産家の成功法則』(実業之日本社) という本の中で紹介されていた言葉で、 著者の小方功さんが、ある華僑の成功者から学んだ教えです。
■ 成功には“型”がない。でも失敗には“共通点”がある
人生をうまく進める人には、いろいろなタイプがいます。
・計画を立てて進む人 ・直感で行動してしまう人 ・型破りなやり方でうまくいく人
千差万別。
でも──
失敗する人には、たったひとつの共通点がある。
それは…
問題を自分以外のせいにする習慣
です。
■ 失敗は「人のせい」「環境のせい」から始まる
商売に失敗した人は、こんなふうに言うかもしれません:
- 信頼が得られなかったから
- 店の場所が悪かったから
- 取引先が倒産したから
- 時代が悪かったから
- 国が補助金くれなかったから
確かに“外的な要因”は存在します。 でも、それを言い訳にしていたら、 二度と「自分の人生」を取り戻すことはできません。
■ 自分の人生の舵は、自分で握る
人生に問題はつきものです。
けれど──
その問題が解決できなかったら、 あなたは夢をあきらめますか?
それとも、 どうすれば解決できるかを考え、動き、 夢に近づき続けますか?
成功する人は、こう考えます:
- 成功は「あなたのおかげ」
- 失敗は「自分のおかげ」
- どんなときも「おかげさま」
この姿勢が、人生を大きく変えていくのです。
■ 失敗も最高の経験──だから「おかげさま」
「失敗=悪いこと」ではありません。
むしろ、 ・本当の自分を知る ・新たな方法を見つける ・人の痛みがわかるようになる
そんなきっかけになる、最高の学びです。
だからこそ、 どんなときも「おかげさま」なんです。
自分の人生の舵は、誰にも渡さない。
自分で握る。
■ 宙船の歌詞に込められた“主体性”
最後に、ある歌の一節を紹介します。
その船を漕いでゆけ♪
お前の手で漕いでゆけ♪
お前が消えて喜ぶ者に♪
お前のオールを任せるな♪― 宙船(そらふね)
他人のせいにしても、 社会のせいにしても、 何も変わらない。
この人生を生きるのは、自分自身。
そのオールを、誰かに渡さず、 今日も前に漕ぎ出していきましょう。
──すべては、自分のおかげ。
──すべては、おかげさま。