「いい気分」が運命を動かす|斎藤一人×量子力学の奇跡の共鳴法則

──“いい気分”が未来を変えるシンプルな方法──

古代日本人の夢の叶え方「お花見」と「予祝」

古代日本人が自然にやっていた、夢を引き寄せる知恵をご存じでしょうか?
それが「お花見」です。

満開の桜の下で楽しむのではなく、咲く前から場所取りをし、まだ咲いていない木の下で仲間と弁当を広げ、ワイワイ笑い合う。
これは「前祝い」──すなわち、未来の喜びを先に味わってしまう“予祝”という文化です。

同じように、盆踊りも実は「予祝」です。
秋の豊作を喜ぶ前祝いの踊り。それが日本に古くから根づいている「夢の叶え方」でした。

奇跡を起こすカギは「先に喜ぶこと」

奇跡とは、特別な力を持った人だけに起こるものではありません。
本当はとてもシンプルな原理で動いています。

その鍵となるのが、「喜びの波動」に意識を向けること。

先に喜ぶことで、現実が引き寄せられる。
これは古代だけの考え方ではなく、現代の心理学や量子力学でも説明がつく法則です。

クイズ:英語をマスターしたいなら、まず何をする?

ここで一つクイズです。

あなたが「3年後に英語がペラペラになっていたい」という夢を抱いているとします。
その夢を叶えるために、今日から始めるべき最も大事な行動は、次のうちどれでしょう?

  1. 毎日10個ずつ新しい英単語を覚える
  2. ネイティブの人を見つけて、できるだけ話しかける
  3. 毎日、部屋の掃除を少しずつする

正解は、驚くことに「3. 部屋の掃除をする」です。

これは、はせくらみゆきさんの著書『こうすれば、夢はあっさりかないます!』(サンマーク出版)にも出てくる実話ですが、いったいなぜ掃除が英語習得につながるのでしょうか?

音叉の法則と「共鳴」の仕組み

小学校の音楽室にあった「音叉(おんさ)」を思い出してみてください。

同じ周波数の音叉を2本用意し、片方を叩くと、もう片方が自然と震え出します。
しかし、周波数が違うと、どれだけ叩いてももう片方は反応しません。

つまり、「同じ周波数のものだけが共鳴する」のです。

夢や願望にも同じことがいえます。
夢が叶ったときの自分の波動と、今の自分の波動が一致していなければ、現実は動きません。

掃除をすることで気分がスッキリし、自分の内側の波動が整います。
その「気分の良さ」が、夢を引き寄せるエネルギーを持つのです。

「いい気分」が「いい未来」を連れてくる

夢を叶えるために、努力もスキルも必要ですが、実はもっと大切なことがあります。
それが「今この瞬間の心の状態」です。

いま「いい気分」でいる人が、「いい未来」と共鳴し、奇跡を呼び込むのです。

アメリカの心理学者・ウェイン・W・ダイアー博士も言っています。

「人は“欲しいもの”を引き寄せるのではなく、“自分と同じもの”を引き寄せる」

つまり、「いい未来」が欲しいなら、まずは自分自身が「いい今」を生きることが最短ルートなのです。

各界の賢人たちも同じことを語っている

精神世界で知られる“宇宙存在”セスやバシャールはこう語ります。

「ワクワクに従え」

エイブラハムの教えでも、同じことが繰り返されます。

「あなたがいい気分であること以上に大切なことはない」

そして、斎藤一人さんはこう明言しています。

「奇跡が起こるコツは、いつも“上気元”でいることです」

上気元・中機嫌・不機嫌──あなたはどれ?

人の感情には、大きく分けて三つのレベルがあります。

  1. 不機嫌(怒り・焦り・不満)
  2. 中機嫌(普通・安定)
  3. 上気元(うれしい・楽しい・感謝)

不機嫌な人の周りには、不機嫌な出来事が次々に起こります。
中機嫌の人には、可もなく不可もなく、普通の日々が続きます。

でも、上気元でいる人には、思いもよらぬ「奇跡」が起こるのです。
なぜなら、上気元な人の波動は、宇宙からの「祝福」と共鳴しているからです。

感情に流されず、自ら「上気元」を選ぶ

私たちはつい、「うれしいことがあったから幸せ」だと考えがちです。
けれど、「何が起きたか」ではなく、「どう在るか」で現実は変わります。

日々の中で「幸せ」を感じる意志を持ち、
感謝や楽しさ、美しさに気づける自分でいること。

それこそが、上気元を保ち、奇跡を呼び込む方法なのです。

天国への舵を取る「天国言葉」

「上気元」になりたいなら、ぜひ口癖を変えてみてください。

  • 最高です
  • 幸せだね
  • 美味しい
  • 楽しい

これらの「天国言葉」を意志を持って口に出してみましょう。
まるで人生という船の舵を天国に向けて切るように、現実が穏やかに、そして豊かに変わり始めます。

「上気元の奇跡」は誰にでも起こる

斎藤一人さんが生涯納税額日本一になったのも、いつも「上気元」でいたからだと言われています。

奇跡を起こすのに、特別な才能や環境は必要ありません。
「いい気分でいること」を、今この瞬間から選ぶことができれば、あなたの現実はいつでも動き出します。


まとめ

運が良い人は、今日も明日も「いい気分」で生きている人です。
そして、その状態こそが運命を変えるエネルギー。

努力する前に、焦る前に、どうか立ち止まってこう自分に問いかけてください。

「私はいま、上気元でいるだろうか?」

その問いこそが、すべての奇跡の始まりです。